高価なもの
高いものを買うことは,
それだけで人生の階段を上にあげてくれるものだと勝手に思っていた.
価値相応にクオリティーの高いものは,無駄が少ない.
無駄が少ない分,初期投資は高くても後々安物を使うより往々にして得をする.
ただし,それは"高価な状態"であり続けているという条件のもとでだ.
高価なものが,管理・保管方法の違いでいくらでも質の悪いものに成る
高価な靴をカビさせてしまったら,それだけで価値が下がる
高価な車に傷一つ入れば,価値が下がる
本質的な価値は変わらないが,こと人に見られて価値が高まりやすいものであればあるほど,管理のしかた次第で安価なものと遜色なくなる
高価なものを買うということは,高価な自分を演じさせてくれるものである反面,高価で有り続ける状態を維持する環境を自分で整えていかなくてはいけないということである.
継続的に磨いたり,整理したり,見栄えがいい状態にしないということは
結果的に"高価なものを買った意味がなくなる"のだと思う.