規模ではなく大事なのはスケール
以前,テレビで見た三菱自動車の会長になったカルロス・ゴーンさんの一言
三菱と共創していくことで,トヨタ連合に勝つための準備ができたということなのか?
という質問に対して,
大切なのは
"規模"ではなく"スケール"
なのだとおっしゃった.
最初聞いたときわからなくて,なんだも聞き直したんだけどようやく理解できたのでメモメモ
トヨタ連合と言わるまでになったトヨタとそのグループにいる大手自動車会社.
その規模に打ち勝つために今回三菱を取り入れるようにしたのかと聞かれていたが,
ゴーンさんが求めていた核心的なものはそうではないと言っていた.
会社として必要なものは業界内の全体の競争力ではなくて,
他の会社やグループと同じかそれ以上の技術力で戦えるかどうかということだった.
例えば1000万クラスの部品や商品を扱うことができれば,一つのものづくりに対するクオリティや先進性などが違ってくる.これは,新しいものづくりの質にも大きく影響してくるもので,自動車業界を牽引するトップの会社陣はこれらを欲しがる.
そうなってきたときに,グループを増やすことで,他と同等またはそれ以上のスケールを持つことができ,それに伴って技術開発の質や革新的な技術の導入が可能となる.
それを仮にグループ全体の規模が小さくて,200万クラスの部品や商品しか扱えなければ,1000万のものに質ではほぼ勝てなくなる.
要は,会社のシェアとか規模は世間的に見れば重要なのかもしれないけど,
実際に一つの会社としてみれば,技術力で他のグループと比べて劣ることのほうがよっぽど本質的な意味では良くないということをいっていた.
ちょっと解釈がおかしかったところもあるかもしれないけど,自分が聞いて得た内容としてはこんなところ.